マッチ建築設計事務所

La・Pain de Argama

La・Pain de Argama
広島県の福山駅から車で20分程離れた海側の住宅地。
50台程の駐車場をもつコンビニだった建物。
法人のクライアントから、ベーカリーを計画したいと要望があり、
まずは平面計画を試みたが、建物の1/3位で十分にレイアウトができてしまった。
建物がベーカリーとしては大きすぎたのである。
どうしようかと思案を重ねた結果、
ベーカリーを色々なショップに分解し、
楽しく買い物ができるような空間ができないかと考えた。
具体的には、
サンドイッチ屋、カレーパン屋、パン屋、焼き菓子屋、食物販スペース、ドリンクカウンター、アイスクリーム屋、そしてテナント(食にかかわるテナント想定)、イートインスペース、キッズスペースを周囲に配置し、
建物の真ん中にレジカウンターを設けた。
そうすることによって、入り口入って右回りの回遊導線が生まれ、
例えレジ待ちの行例ができても空間に余裕を持たせることができた。
外観は、屋根の上に大きなサーカス小屋のようなテント屋根を設置し、建物前に屋外の客席テラス、植栽を配置し、コンビニ感を消すことに成功した。
また、ロゴデザインから関わり、木の外壁や店内の床コンクリートにパンのグラフィックを入れて、店全体の雰囲気作りを柔らかくしている。
コンビニの数が増えない時代に突入している。
コンビニ跡地を改装する案件は今後ふえていくだろう。
photo:Nacasa&Partners